では、時を遡り日曜日の朝。
朝7時に友人が迎えに来るので、いつもより早く朝散歩に出かける。
小脇に抱えられ

マンションの階段を下りてお散歩に行き

立ちションをして

てんやわんやで歩く。

軽い朝食を食べさせ、いよいよ出発の時。
友人夫婦の車がマンションの前に到着し、ジャックの荷物を渡す。
友人に「おいで」と優しく声をかけられ1度は近づいたジャックが
「行こう」の言葉に躊躇い、俯いたまま2歩後ろに下がった。
その時ばかりは、さすがの私も心臓を小さな手でギュッと摑まれたようだった。

友人に抱かれ車にのったジャックに手を振る。
「いってらっしゃい!」
・・・ジャックを乗せて走り去る車。
そんな「売られた子牛」のような感じで出発したジャック君ですが
後で聞いた話によると、車では寂しがりもせず、抱っこされたり
友人の足にあごを乗せたりして甘えていたそうです。
木更津までの道中、我が家もまだ上陸を果たしていない「海ほたる」に寄り

新しいお家に着くと、待ちきれず道に出て待っていた里親さんに駆け寄り

新しいお家に10年は住んでいるかのような顔で写真に納まり
可愛い、可愛いとちやほやされ

ずっと、お父さんに抱っこされていたそうです。
帰りに友人が「ジャック私達帰るよ」と言っても、お父さんの腕の中で甘え、
友人の方など見向きもしなかったそうです。
犬にはわかるんです。そこが自分の家だと。
そうそう、名前「ジャック」→「タック」になりました。(笑
タック君、よかったね。
可愛がるってさ。
いろんな所に連れて行ってくれるってさ。
よかったね。
バイバイジャック、達者でな!

タック君(旧姓ジャック君)を応援して頂き、有難うございました。
もう何も心配いらないと思います。
これ以上はないというくらい、タック君に合ったお家です。
タック君、おめでとう。