結論から言いますと、「呼吸は苦しそうだが、酸欠にはなっていない」そうです。
レンタル酸素室は、今の段階では必要なく(あってもいいけど)
薬局で買える酸素缶で、血栓が詰まって倒れた時に使う程度でいいのではないか。
と、いう事でした。

(はぁはぁして、苦しそうなニイナ)
肺水腫の疑いもあったので、レントゲンを撮ってもらいました。
肺水腫の場合、酸素室で酸素を送っても体に取り込めないのだそうです。
結果、肺はきれいで水は溜まっていないので、酸素は取り込めているそうです。
しかし、心臓が肥大していて、血栓も心臓の悪化で起きているそうです。
去年まで心臓に問題はなかったのですが、ニイナの場合
気管虚脱→咳→心臓に負担→心臓病→血栓
という経過だそうです。

(数分で落ち着く)
悩ましいのが、心臓か腎臓か、どちらの臓器を守るか問題です。
心臓は体の水分を減らす治療、無理に水分を出すために腎臓に負担がかかる。
腎臓は水分を入れる治療。 治療方法が真逆なのです。
心臓を優先するなら、利尿剤を使う。 →腎臓悪化で腎不全の可能性
腎臓を優先するなら、利尿剤は使わない。 →血栓で最悪な事態の可能性

(疲れて寝る)
獣医さんは利尿剤を使った方がいいと思っているようですが
「飼い主さんの覚悟がないと使えない」と言います。
悩みましたが、「利尿剤は使わないでくれ」と伝えました。
血栓は怖いけど、利尿剤による血圧低下や最悪は腎不全で
今より最悪になる気がして。
血栓の先輩のこてとわ母さんに教えてもらったサプリメントもこれから試すし、
心臓の薬も追加したのを飲み始めたばかりなので、今は腎臓を守ることにします。
治療法を選ぶ時には、つい欲も出ますが
老犬であることを忘れずに、ニイナの心と体の負担が少ない事を
重視していこうと思っています。