その1で、まるでニイナちゃんが育児放棄をしたかのように書きましたが、嘘です。
ニイナちゃんとのんた君は10日ぶりの再会でした。
ニイナちゃんがまず最初に何をしたか?
のんた君の前に行って、胃の中のものを吐き戻したんです。
「お食べ」って。。。
びっくりしました。それって、昔の野良犬が子育てする時やってました。
ニイナちゃんにも、そんな本能があるんですね。
その後、のんた君がおしっこをしたらシートのオシッコを舐めてとろうとしたんです。
慌てて止めさせましたが、それでものんた君の体を舐めてきれいにしてあげてました。
きっとシェルターでも、仔犬のうんちやオシッコを全部舐めてキレイにしていたんでしょうね。

ニイナちゃんがそうやって大切に育てた子犬は、今「のんた」君しかいません。
ニイナちゃんが、2匹の仔犬を産んで育てていた事を憶えている人も多いと思います。
のんた君は、2匹の仔犬のうち、体の大きかった方の子です。
2匹の仔犬は「大ちゃん」「小ちゃん」と、呼ばれていました。
「のんた」は「大ちゃん」の方です。

(10日前のノンタ。まだ耳が垂れています。顔もあどけないです)
6月6日(土)、「小ちゃん」は亡くなりました。
風邪をこじらせたのか肺炎を起こしてしまったそうです。
私とYさんがお散歩隊に行ったのが6月9日(火)。
その日は、朝からニイナちゃんの様子が変でした。
前の日から具合が悪く、病院で診て貰ったそうですが良くならず
とても辛そうにしていました。
「小ちゃん」の事が無ければ、私とYさんがニイナと「のんた」を預かる事はなかったでしょう。
その時、「のんた」君は元気でしたから。
Yさんがニイナちゃんを、私がのんた君を、良くなるまでお家で大事をとらせる事に。
ほんの数日の予定でした。

でも、家に帰ってから「のんた」君も咳が出て、次の朝Yさんと一緒に2匹を病院に連れて行き
そのまま入院となってしまったのです。
6月10日(水)、ニイナ、「のんた」入院。

私達が思っていた以上に、ニイナと「のんた」は重症でした。
6月12日(金)のんた君は食事を食べるようになり回復に向かいました。
でも、ニイナは一向に良くなりません。
ニイナは何をしても回復せず、一時は「もう駄目かも」と言われたのです。
仔犬を育て上げたニイナちゃんの体は、疲れ果てていたのかもしれません。

6月14日(日)
毎日お見舞いに行きましたが、その日のニイナはもうぐったりしていて
顔も上げてくれませんでした。
ニイナちゃんは、6月8日(月)から何も食べていないのです。
6月15日(月)
その日も午前中にお見舞いに行く予定でした。
朝起きて、ベランダでタバコを吸いながらニイナの事を考えていました。
入院する日、「のんた」を腕に抱く私を力の無い目で見上げていたニイナ。
その目はまるで「この子をよろしくお願いします」と言っているようで
とても嫌な予感がしたのを思い出していました。
その時
聞こえたんです。
ナナさんの声・・・
当事、ニイナの名前はテレサでした。
「テレサは今日、朝ごはんを食べるよ。どんどん良くなるよ」
半信半疑でした。
でも、病院に行くと先生が嬉しそうに「朝ご飯食べました!」と報告してくれて
「もう、大丈夫でしょう」と言われたのです。
そしてテレサは「ニイナ」となり
「大ちゃん」は「のんた」になったという訳です。
「のんた」の意味は、「のんびり楽しく暮らせますように♪」
という願いを込めて、Yさんが付けてくれました。
ニイナという名前もYさんが名付け親です。
「いつもニコニコ、ナナちゃんと一緒♪」という意味です。

そんな「のんた」君、里親募集開始しました!!
ご希望の方は、「ペット里親会」までお問い合わせ下さい。
「のんた」君、正確な誕生日はわからないかもしれないけど
代表の4月13、14日のブログで前の週に生まれた
ような事が書いてあるから、そろそろ3ヶ月になる頃でしょう

「のんた」、小ちゃんの分も幸せになるんだ!!
皆様も、「のんた」の宣伝を宜しくお願いします。
とって良い子、仔犬なのに聞き分けがいい!人の言葉をちゃんと聞きます。
なにせ、ニイナちゃんの子供だもの。間違いない
